家具のご提案 法人のお客様/CASE005

想いのある人が集まれば
それだけでいいモノが作れる。

NISHIOKA DESIGN  corporate case.005
有限会社 長瀬工務店 寺田社長ご夫妻

 

西岡 遠方の小豆島から観音寺まで何度もお越しいただきまして、ありがとうございました。

寺田ご夫妻 こちらこそありがとうございます。

西岡 一番気になっていたことからまずはお聞かせください。どうやって西岡家具のことを知って、最終的にお選びいただいたんでしょうか?

奥様 友人のインテリアコーディネーターの辻さんからご紹介いただいて。

西岡 え、あの、辻さんですか?

奥様 そうです! お友達っていうか……コーディネーター協会で、今一緒に役員をしてまして。

西岡 寺田さん、コーディネーター協会ご出身なんですか!?

奥様 はい。それで辻さんのインスタでときどき西岡家具さんが紹介されていて、西岡社長のお顔は何度か拝見してました。それで行ってみたいなと思ってて、実際に足を運んでみたら、すごく素敵な家具屋さんだったんで。

西岡 西岡家具にお越しいただいたのは今回の件が初めてですか?

奥様 先に別の物件で、新築の完成見学会用にディスプレイ用品を買いに行ったりしてました。

西岡 それは島(小豆島)のおうちの、ですか?

奥様 そうです。

西岡 そうなんですね。ところで、寺田さんの事業は、基本的にはお家を建てるっていうのが主なお仕事なんですか?

寺田社長 一般住宅がメインで、新築とリフォームをやっています。

西岡 事業されている範囲は小豆島ですか?

寺田社長 基本的には小豆島です。

西岡 これからもそれは変わらず、基本的には小豆島だけで?

寺田社長 街へ出ていく勇気はそんなにないですね(笑)。

全員 (笑)。

西岡 それもあって、こういったちょっと他とは違った、派生した事業でやっていくっていうのがあったんですか?

寺田社長 何となく「民泊」っていうのをやってみたいという想いが前々からあったんでしょうね。

西岡 小豆島って民泊だったり、宿泊施設とかって盛んですか?

寺田社長 今ものすごく増えてきてます。

奥様 そういったお仕事の依頼も結構入ってきてますね。

西岡 民泊向けの施設を建てて欲しいという依頼ですか?

寺田社長 はい。移住者で民泊をやりたいっていう人が結構多いですね。

西岡 なるほど。じゃあそういった競合がいろいろあったりするんですか?

寺田社長 それがどうやら、民泊はあればあるほどいいらしいです(笑)。

奥様 人が集まるから広がるんでしょうね。

西岡 ここは1棟目ですか?

寺田社長 はい。

西岡 今後はこういう民泊の事業に力を入れていこうかな、みたいなのはありますか?

寺田社長 余裕があれば(笑)。

西岡 いいプランをさっき思いついたんですよ。ここ、10人ぐらい泊まれるんですよね?

寺田社長 はい。

西岡 さっき社長が、ご自身で船を出して釣りするって言うてたじゃないですか。それをプランに入れたら面白いんじゃないかと。

奥様 それね、やりたかったんよね(笑)。

寺田社長 どっちかというとそれがメインなんです。

西岡 それはすごく価値があると思うし、好きな人はお金払っても来たい、と絶対に思いますよ。

寺田社長 実はここまで立派な施設にするつもりはなかったんですよ。もうちょっとリーズナブルで遊べる建物にしようって思ってたんですけどね。ちょっとコーディネーターさんの暴走……いや、思いがね(笑)。

西岡 でも本当にプランに入れたらいいと思います。しかも社長と一緒に、釣り船ツアーで釣った魚を、この場所で、みんなでいただくという。ここで……あ! バーベキューですね! ここで一緒にやりましょう! みたいな。そのコースは絶対にハマると思うんで、ぜひプランの中に入れてください。

寺田ご夫妻 はい(笑)。

西岡 今回、西岡家具でこのベッドを選んでいただいて、家具屋として本当にすごく嬉しくて。なぜかというと、「眠り」は西岡家具の中でもかなり重要な要素として考えているんです。実際にうちの店頭でベッドに寝転べる部屋を作ったのも、その人それぞれにマッチした睡眠環境を提供したいっていう思いがあってです。眠りはやっぱりすごく大事なんですよね。寝具って『一日24時間の3分の1』を預ける場所なんです。それが整っていくと、ほんとに人生が豊かになっていく。

奥様 私も睡眠がすごく大事だなっていうのをずっと思っていました。というのも、ここ何年か私自身が眠れない時期があって、すごく体がしんどかったんです。そういうのもあって、ここに泊まりにきてもらうのであれば、絶対に寝心地のいいマットレスとベッドで寝てもらいたいと。そんな思いがすごくあって、思い切って上質なものを選びました。できれば私もこれが欲しいです(笑)。

西岡 奥様ご自身の睡眠環境は?

奥様 ベッドなんですけど……。

寺田社長 普通のベッドだね(笑)。

西岡 それはいかん……ぜひお二人の睡眠環境も見直してください(笑)。

全員 (笑)。

奥様 あと、あの掛け布団カバーがすごく気持ちよくて!

西岡 あれ、よかったでしょ?

奥様 フワ〜ってあったかくなるんですよね、中だけが。

西岡 分厚くないでしょ?

奥様 そうそう!

西岡 必要以上に分厚いと、ただ重たいだけで、それに湿気がたまるんです。あれはあの薄さでちゃんと保温できて、温度と湿度のコントロールができる天然素材で作られています。もしリネンサプライヤーとかがあるんだったら、それはそれでいいと思うんですけど、ないのであればあのカバーを使っていただくのをオススメします。

奥様 あの心地よさが忘れられなくて……。

寺田社長 ここに置くより自分に欲しいと思いましたね。

奥様 そう! もう自分が絶対使いたいって思いました。

西岡 ぜひ、ご自身に。ところで、ここは今年4月ぐらいからオープン予定ですか?

寺田社長 できればその頃にはオープンしたいと考えてます。

西岡 価格帯はどれぐらいで予定されているんですか? 個人的にめちゃくちゃ知りたいです。

寺田社長 とりあえず基本は1棟貸しで10万円かなと。そう言いながらここを作っていました。

西岡 それぐらいでいけるんだったら……しかも10人まで泊まれる。

寺田社長 そうですね。

西岡 ひとり1万円。いや、ぜんっぜんっ!

寺田社長 ありですかね。

西岡 全然ありです! めっちゃいい!

奥様 昨日、同じ民泊の香川県の会があって、代表の方が来てくれて話してたんですけど、100万目指しましょうって言われました。

西岡 1泊?

奥様 はい。夢は大きく(笑)。

寺田社長 夢は大きく(笑)。

全員 (笑)。

西岡 とまぁ、個人的に聞きたいことも聞けたので、終わりにしようかと思うんですが……。

カメラマン松本 すいません、最後にいいですか?

西岡 お、なんでしょうか、松本さん?

カメラマン松本 西岡家具の印象について教えていただけますか? 社長の前で言うのは難しいかもしれないですが。

西岡 ほんまですね。ここだけ聞き手変わります?(笑)

全員 (笑)。

寺田社長 僕は一回しか行ってないんですけど、お伺いした時にすごく対応がよかったです。

奥様 なんかこう、すごく一生懸命説明してくれたんですよ!

寺田社長 そう! あの感じってすごく大事やなと思って。「ものを売りたい!」っていうのじゃなくて。この西岡社長の思いがそのまま出てるのかなって。

奥様 それがベットを決めたきっかけです。

寺田社長 「いい社員さんやなあ」って思いましたね。

西岡 それはもう、感動です……。

奥様 いやほんと、本当にそうやったんです。最初に行った時もずっと何時間も……2時間ぐらいおったかなあ。ずっと説明してくれて、他のマットレスのことももちろん詳しく説明してくれて。最後に「最終的に僕はこのマットレスをお勧めします」っていうのを言ってくれて。「じゃあ私もこれにするわ! 一度、主人も連れてきますね」って言うて、それで……。

寺田社長 連れて行かれました(笑)。でも、すごくよかったです。家具屋さんもいろんなところを見に行くんですけど、なかなかあそこまで丁寧に説明してくれるところはないです。

奥様 専門知識もすごくあってね。

寺田社長 社長の思いを受け継いでそのまま話してる、という感じでしたね。

奥様 一体どんな風に……

寺田社長 ……教育しているのか(笑)

奥様 そう! どうやって従業員さんを引っ張っていってるのか教えていただきたいです。

寺田社長 従業員さんに聞いてみたい。

全員 (笑)。

奥様 後ろにいますね(笑)。

寺田社長 (西岡の後ろにいるスタッフに向かって)社長は怖いですか?

スタッフ いや……。

寺田ご夫妻 優しいですか? (笑)

スタッフ 優しいと思います。

奥様 引っ張っていってくれるんですよね?

スタッフ 行動で示してくれるってところが大きいと思います。率先して、前に前にいって。僕たちはそれを見ながら学んでいます。

奥様 あぁ……そうなんですね。

西岡 彼とは一緒に配達の現場とか、ご迷惑をおかけした客様のところに一緒に行くことが多くて。きっとそういうのも多分にあると思いますね。そう思ってくれてたんですねえ。あざっす!

スタッフ はい(笑)。

全員 (笑)。

奥様 そう、うちで若いお客様が新築を建てられると、どこか家具屋さんを紹介してって言われるんですけど、必ず西岡家具さんを伝えます。前回建てたお家の方も、西岡家具さんを勧めました。

西岡 はい、僕が対応させていただきました。

奥様 あ、西岡さんが対応してくれたんですか! ありがとうございます! お客様もすごく喜んでて、「理想の家具があった」って言ってました。

西岡 ホントですかー! ありがとうございます。

寺田社長 小豆島にも老舗の家具屋さんとかあるけど、島の外に見に行くとやっぱりみんな新しいもん、こっちでは見れないもんを見て帰ってきます。気に入ったらやっぱりみんな島から通いますね。若いとなかなかね、高額な家具には手が出ないけど。

奥様 最初に西岡家具さんに行ったとき、お値段もすごく買いやすいなと。手を出しやすいって言うか、ちょっと頑張れば買えるっていう感じです。

西岡 はい、実はそれもすごく考えて商品を揃えてます。観音寺っていう地域性もあるんですけど、いき過ぎた価格になるとやっぱりお客様が離れてしまう。量販店もいっぱいできてきているんです。うちから車で2分のところにニトリができましてね。

奥様 ありましたね!

西岡 ちょうど1年経ったんですけど、そんな近くに建てんでもええやん!って(笑)。

寺田社長 そうですよね(笑)。

西岡 量販店には価格でお客様を持っていかれてしまうので、そこにはない価値を狙うというか。こういうベッドものだったり、ソファだったりテーブルとか……やっぱり『ちょっといいもの』っていうところに今、振り始めているので。そこでお二人に今日おっしゃっていただいたような、西岡家具を選んでもらえた本当の声をいただけると励みになります。

奥様 私たちもあるよね……私たちが作るお家を、安いだけの家にはしたくないっていうのが。

寺田社長 やめちゃったんです。一時期、ローコストの方向にいこうかなとも思ったんですけど、小豆島がもともと「島」なので、やっぱりコストがかかっています。高松とかに出て行くと金額差は当然出ちゃうんです。材料が船で島に運ばれてくる時点で、もう既に高くなってるので。

西岡 そりゃそうですよね。

寺田社長 『安い家の方がいい』っていうイメージがあったんですけど……もうそういうのをやめて、うちはもう、やったらやっただけ、要るだけ要るんや、と。安いのがいいって言うお客様には、他にもいっぱい工務店あるからそっちに行ってもらったらいい、と。そうやってイメージを変えていこうと思って。

奥様 お客様と私たちが、思いを同じくしてこだわって作っていけたら、お客様には本当に喜んでいただけるんです。

寺田社長 そう。だから営業しなくてもいいんです。お客様が時間があったら、もうそのまますぐに連れてきてくれるんです。ものすごくありがたいです。家ができたら、完成したお家を2日間借りて内覧会させてもらうんですけど、自分の家に帰りたくないんですよ。家があったかいとかね、涼しいとか。いいお家ができた、っていうのを体で実感できて。

奥様 「快適です」って、いつもお客さんから連絡が来て、すごく嬉しい。

寺田社長 ひとつ間違えると、ただ高いだけの工務店になって、「あそこは高い」って言われるんです。でも、今のところそれは言われてないね、かろうじて(笑)。

西岡 いいお話ですね。

奥様 そういう風に、みんなが変わればいいのにって思いながら(笑)。

西岡 変わりつつあるところはありますよね。

寺田社長 そうですね。どの業界でもそうなってきているのかなと思います。変わってないところは、やっぱりものすごく取り残されていっているような感じがありますよね。

西岡 本当にそう思います。西岡家具も今、変化が起こってきてるというか、変わってきています。なので、またいろいろ教えていただきたいです。

寺田社長 とんでもない、こちらこそです。

奥様 また、是非ここに泊まりに来てくれますか?(笑)

寺田社長 ぜひぜひ(笑)。

西岡 社員研修とか。でも10人だったら、選りすぐりの10人になるから……。

全員 (笑)。

寺田社長 連泊でどんどん入れ替えていって……35人終わるまで!(笑)

西岡 社長の僕だけ、ずっとおる。しかも4日間ずっと。

全員 (笑)。

西岡 今日はどうもありがとうございました。

寺田ご夫妻 とんでもない。こちらこそありがとうございました。

西岡 とてもよい時間をいただきました。本当にありがとうございました。

 

 

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社名
有限会社 長瀬工務店
事業内容
「理想の家づくりとは、大切な人と、大切な時間を刻み続けること。」をコンセプトに、香川県小豆島で、新築・リフォーム事業を展開。木のぬくもり、自然素材の良さを大切に考え、小豆島の気候風土に合った家造りを提案し、いつまでも長く愛せる、想い出の場所づくりを目指している。