こんにちは!
今日は自分のことを書きたいと思います。
西岡家具は僕が3代目。
お陰様で創業68年目(もうすぐ69年目に入ります)。
自分が社長になり11年がたちます。
タイトルにしましたが、
実は2023年の11月から、妻と2人共同代表体制で運営しています。
妻も代表取締役になり、ダブル代表という独特な会社です。
この体制で約1年半くらい経ちますが
会社運営(組織づくり、店舗づくり、ビジョン構築、事業計画立案)全てがそれまでより良い状態で進んでいます。
妻は代表になって2年目。自分の役割に注力し良くやっているなと思います。
自分が2年目だった時を思い出すと全然違うなと。(状況が違うのもあるのですが)
そもそもなぜ共同代表体制になったのか。
遡ること今から約2年半~3年前くらい。
自分が社長としての限界を感じていました。それまで結構長い期間感じ続けていました。
打つ手が結果に繋がらない時期が長く続いていたことが主因です。
自分は社長に向いていないのではないか。何度もそう思いました。
その様な状況の最中、決算時に大幅な赤字を出してしまいました。
自分としては、やり切れた、頑張ったと思う。なのに結果が全くついてこない。
その現実に気持ちが折れそうになり、
その時はじめて妻に、『もう全部やめようかな』と伝えました。
それが良かったのか良くなかったのかは今でも分かりませんが。
ただ、自分の中では『言えた』という感覚が残りました。
何より、それを聞いた妻は『言ってくれてありがとう。私も頑張る。』
という言葉を返してくれました。
受け入れて貰えたことが本当に嬉しかったのを覚えています。
それから妻自らも社長になることを決意し、共同代表体制になったのです。
振り返れば2人で西岡家具に入社して約21年間。
2人3脚でやってきたなと思います。
2人とも若い頃、こうなりたいという世界観づくりや商品の仕入れは妻が担当し、
僕はそれをなるべく早く実現することをやっていました。
自分が社長になってから、その役割分担のバランスがずれていた様です。
共同代表になり、改めて2人の役割を明確にしました。
妻⇒ビジョン、世界観、仕入れ(理想担当)
僕⇒営業、マネジメント、計画(現実担当)
大まかに分けるとそんな感じです。
2人の本来持っている強みが真逆。
それを互いに理解し合い、スタッフにも理解して貰いました。
自分に出来ないことを知ると、出来ることが明確になります。
それに気づけたのも、今共同代表体制で良い状態を保てているのも
あの時、弱音を吐いた自分を妻が受け入れてくれたからだと思います。
感謝です。
本当にありがとう。
そしてこれからもよろしくお願いします。
一緒に楽しい未来をつくって行きましょう。
そしてこんな僕たち2人と一緒に頑張ってくれるスタッフの皆。
いつも本当にありがとう。
20年後の西岡家具を皆で一緒に見ましょう。